実用基準。
ノートPCのバッテリー駆動時間測定基準が13年ぶりに改訂されるそうです。
→JEITA、ノートPCのバッテリ動作時間測定法を改訂 ~2001年以来のアップデート (PC Watch)
→JEITAがノートPCのバッテリー駆動時間計測法を12年ぶりに改訂 (PC Online)
ノートPCのカタログ欄に書かれている、JEITA基準のバッテリー駆動時間の測定法ですが、昨今のPC事情の変化に合わせて、液晶の輝度設定、測定に使う動画ファイルの形式・解像度、無線LAN機能の設定などがアップデートされた「ver2.0」となるそうです。
主な変更点としては…
・液晶の輝度設定(動画再生時の計測/アイドル時の計測)を、20cd/最低輝度 → 150cd/150cdに変更
・測定に使う動画(JEITAのHPにて公開)を、320x240ピクセルのMPEG1動画 → フルHD(1920x1080)のH.264/AVC動画をフルスクリーン再生に変更
・無線LAN機能をオンにしてAPに接続した状態にすること、という条件を新設
となっています。
その他、いくつかの項目が新設されたり削除されたりしていますが、測定結果に大きな影響を及ぼすのは、この3項目の変更になるでしょうね。
…改定前の基準は、正直言って「有り得ねぇだろ、常考wwwww」って感じですが、改定後の基準はそれなりに無くはないと言える(かなり甘めに評価してですがw)ので、まぁ今回の改善については評価していいんじゃないでしょうか?w
なお、JEITAによると、旧基準(ver1.0)と新基準(ver2.0)を比べると、新基準は旧基準の7~8割程度の数字になるとされています。
それと、新基準は今年4月から使用開始となるのですが、しばらく移行期間が必要になるだろうということで、1年間程度を目処として、新基準と旧基準が併記されることとなるそうです。
少なくとも4月から1年くらいは2つの数字が併記されるわけで、ノートPCを買う場合には注意が必要…と言いたいところですが、数字の大きい方(旧基準)は見ても意味がないので、「2つ並んでいる場合は数字の小さい方を見る」とだけ覚えておけばいいと思いますw
あと、あくまで無線LANについては、「ネットワークカードを有効にした状態」にするだけで、実際の通信は行わないそうなので、その分実運用と比べると消費電力は小さくなる(=駆動時間が伸びる)ものと思われます。
ただ、逆に「実際の通信は行ってはいけない」とはなっておらず、メーカー側がユーザーサイドで止められない、強制的に外部通信を頻繁にするようなプリインストールアプリを入れないようにしてくる可能性もあり、その点では逆にユーザーに恩恵がある…という可能性も無きにしも非ずかと思われます。
…まぁ、メーカー側も商売ですから、そのあたりは上手く誤魔化してきそうですがw
また、動画再生ソフトはプリインストールのものを使うこととなっているため、今後はプリインソフトの動画再生支援(HWデコード)の対応状況や、ソフトのPCへの負荷の高低が重要になりそうですから、プリインストールの動画再生ソフトが洗練されていきそうですねw
これまでは、何も考えずにWindows Media Playerや、名も知らぬようなよく分からない動画プレイヤーなどが多かった印象ですが、今後は名の知れたサードパーティー製ソフトを搭載したノートPCとかも出てきそうですねw
…まぁ、動画再生ソフトは負荷の重い軽いはもちろんとして、個々人の使い方に合ったインターフェースや設定があるかどうかが重要になるので、結局プリインを使わずに、好みのものを使うことになる可能性は高いのでしょうがw
ちなみに、副委員長代理はかなり前からMedia Player Classic(今はHome Cinemaが付いてますがw)一本だったのですが、恐らく今後も特に何もない限り、同ソフトを使い続けると思われますw
…しかし、あまりこの測定基準について詳しいことを知らなかった(「信用できない」ということだけは知っていましたがw)のですが、まさか13年も前に策定された、それもここまで実用レベルを無視した基準になっているとは思いませんでしたね(汗
JEITAとしては、基準変更を何度も行うことによって、消費者に混乱が生じるのを避けるという狙いがあったようですが、それでも基準として意味のないものを使い続けるのもどうなのかなぁ?って感じはしますよね。
今までは、暗黙の了解的に「カタログスペックの3~4割引」ってのが実際のバッテリー性能として使われていましたが、確かにこの怪しさMAXの測定基準では、そうならざるを得なかったわけですね(苦笑
しかし、今後はカタログスペックから1割程度、使い方によってはカタログスペック通りのバッテリー駆動時間になりそうなので、カタログの見方を多少変えていかないとですねw
あ、あと今日の話とは関係ないですが、東芝から5TBのHDDが発売されるそうです。
→容量5TBのHDDが東芝から2モデル登場、価格は3万円から (AKIBA PC Hotline!)
非ヘリウム充填型としては初の5TBのモデルで、ニアライン向けの「MG04ACA500E」とコンシューマ向けの「MD04ACA500」の2種類がリリースされるそうです。
ニアライン向けの「MG04ACA500E」については、MTTFが120万時間となっており、信頼性の高さへの注力が伺えるものの、価格が実売47,800円となっており、ちょっと普通の人が手を出せる値段ではないですね(^^;
ただ、コンシューマ向けの「MD04ACA500」については、MTTFは100万時間と多少短くなるものの、価格は実売で29,800円となっており、こちらもお高いことに違いはないものの、それでもニアライン(やエンタープライズ)向けの価格に比べると「手が出るかな?」と思える程度の価格にはなっていますねw
…まぁ、現状容量単価が最安の3TBモデルだと、2台買っても22,000円程度で買えてしまうので、HDDを1台しか設置できなかったり消費電力に厳しい制限があったりするなどの、かなり特殊な事情がない限りは、今のところ手を出す意味は全くと言っていいほどないのですが(苦笑
いずれにしても、久しぶりのコンシューマ向けHDDの最大容量の更新になるので、今後の他社の動きなどに注目していきたいところですね。
→JEITA、ノートPCのバッテリ動作時間測定法を改訂 ~2001年以来のアップデート (PC Watch)
→JEITAがノートPCのバッテリー駆動時間計測法を12年ぶりに改訂 (PC Online)
ノートPCのカタログ欄に書かれている、JEITA基準のバッテリー駆動時間の測定法ですが、昨今のPC事情の変化に合わせて、液晶の輝度設定、測定に使う動画ファイルの形式・解像度、無線LAN機能の設定などがアップデートされた「ver2.0」となるそうです。
主な変更点としては…
・液晶の輝度設定(動画再生時の計測/アイドル時の計測)を、20cd/最低輝度 → 150cd/150cdに変更
・測定に使う動画(JEITAのHPにて公開)を、320x240ピクセルのMPEG1動画 → フルHD(1920x1080)のH.264/AVC動画をフルスクリーン再生に変更
・無線LAN機能をオンにしてAPに接続した状態にすること、という条件を新設
となっています。
その他、いくつかの項目が新設されたり削除されたりしていますが、測定結果に大きな影響を及ぼすのは、この3項目の変更になるでしょうね。
…改定前の基準は、正直言って「有り得ねぇだろ、常考wwwww」って感じですが、改定後の基準はそれなりに無くはないと言える(かなり甘めに評価してですがw)ので、まぁ今回の改善については評価していいんじゃないでしょうか?w
なお、JEITAによると、旧基準(ver1.0)と新基準(ver2.0)を比べると、新基準は旧基準の7~8割程度の数字になるとされています。
それと、新基準は今年4月から使用開始となるのですが、しばらく移行期間が必要になるだろうということで、1年間程度を目処として、新基準と旧基準が併記されることとなるそうです。
少なくとも4月から1年くらいは2つの数字が併記されるわけで、ノートPCを買う場合には注意が必要…と言いたいところですが、数字の大きい方(旧基準)は見ても意味がないので、「2つ並んでいる場合は数字の小さい方を見る」とだけ覚えておけばいいと思いますw
あと、あくまで無線LANについては、「ネットワークカードを有効にした状態」にするだけで、実際の通信は行わないそうなので、その分実運用と比べると消費電力は小さくなる(=駆動時間が伸びる)ものと思われます。
ただ、逆に「実際の通信は行ってはいけない」とはなっておらず、メーカー側がユーザーサイドで止められない、強制的に外部通信を頻繁にするようなプリインストールアプリを入れないようにしてくる可能性もあり、その点では逆にユーザーに恩恵がある…という可能性も無きにしも非ずかと思われます。
…まぁ、メーカー側も商売ですから、そのあたりは上手く誤魔化してきそうですがw
また、動画再生ソフトはプリインストールのものを使うこととなっているため、今後はプリインソフトの動画再生支援(HWデコード)の対応状況や、ソフトのPCへの負荷の高低が重要になりそうですから、プリインストールの動画再生ソフトが洗練されていきそうですねw
これまでは、何も考えずにWindows Media Playerや、名も知らぬようなよく分からない動画プレイヤーなどが多かった印象ですが、今後は名の知れたサードパーティー製ソフトを搭載したノートPCとかも出てきそうですねw
…まぁ、動画再生ソフトは負荷の重い軽いはもちろんとして、個々人の使い方に合ったインターフェースや設定があるかどうかが重要になるので、結局プリインを使わずに、好みのものを使うことになる可能性は高いのでしょうがw
ちなみに、副委員長代理はかなり前からMedia Player Classic(今はHome Cinemaが付いてますがw)一本だったのですが、恐らく今後も特に何もない限り、同ソフトを使い続けると思われますw
…しかし、あまりこの測定基準について詳しいことを知らなかった(「信用できない」ということだけは知っていましたがw)のですが、まさか13年も前に策定された、それもここまで実用レベルを無視した基準になっているとは思いませんでしたね(汗
JEITAとしては、基準変更を何度も行うことによって、消費者に混乱が生じるのを避けるという狙いがあったようですが、それでも基準として意味のないものを使い続けるのもどうなのかなぁ?って感じはしますよね。
今までは、暗黙の了解的に「カタログスペックの3~4割引」ってのが実際のバッテリー性能として使われていましたが、確かにこの怪しさMAXの測定基準では、そうならざるを得なかったわけですね(苦笑
しかし、今後はカタログスペックから1割程度、使い方によってはカタログスペック通りのバッテリー駆動時間になりそうなので、カタログの見方を多少変えていかないとですねw
あ、あと今日の話とは関係ないですが、東芝から5TBのHDDが発売されるそうです。
→容量5TBのHDDが東芝から2モデル登場、価格は3万円から (AKIBA PC Hotline!)
非ヘリウム充填型としては初の5TBのモデルで、ニアライン向けの「MG04ACA500E」とコンシューマ向けの「MD04ACA500」の2種類がリリースされるそうです。
ニアライン向けの「MG04ACA500E」については、MTTFが120万時間となっており、信頼性の高さへの注力が伺えるものの、価格が実売47,800円となっており、ちょっと普通の人が手を出せる値段ではないですね(^^;
ただ、コンシューマ向けの「MD04ACA500」については、MTTFは100万時間と多少短くなるものの、価格は実売で29,800円となっており、こちらもお高いことに違いはないものの、それでもニアライン(やエンタープライズ)向けの価格に比べると「手が出るかな?」と思える程度の価格にはなっていますねw
…まぁ、現状容量単価が最安の3TBモデルだと、2台買っても22,000円程度で買えてしまうので、HDDを1台しか設置できなかったり消費電力に厳しい制限があったりするなどの、かなり特殊な事情がない限りは、今のところ手を出す意味は全くと言っていいほどないのですが(苦笑
いずれにしても、久しぶりのコンシューマ向けHDDの最大容量の更新になるので、今後の他社の動きなどに注目していきたいところですね。
この記事のコメント
カタログスペックを信用してはいけないってことでしたよねと(笑)
>改定前の基準は、正直言って
>まぁ、メーカー側も商売ですから
表紙詐欺が横行している本とかビデオよりはマシなのかも(ぉ
>ちょっと普通の人が手を出せる値段では
つまり新しいのが出てくるのをまた待てというパターンですね(ぉ
>改定前の基準は、正直言って
>まぁ、メーカー側も商売ですから
表紙詐欺が横行している本とかビデオよりはマシなのかも(ぉ
>ちょっと普通の人が手を出せる値段では
つまり新しいのが出てくるのをまた待てというパターンですね(ぉ
>>カーフさん
>信用してはいけない
まぁバッテリーに関してはそうですね(苦笑
新基準でもかなり怪しいところですからw
>表紙詐欺
メーカーPCに関しては、エロ方面と違って、消費者から訴えられる可能性も低くはないので、さすがに正面から堂々とした詐欺行為はしないでしょうねw
>また待てというパターン
そして「新しいのが値下がりするのを待てというパターン」→「さらに新しいのが発売されるパターン」を永遠に繰り返し、結局何も買わないわけですね、よく分かっていますねw(殴蹴
>信用してはいけない
まぁバッテリーに関してはそうですね(苦笑
新基準でもかなり怪しいところですからw
>表紙詐欺
メーカーPCに関しては、エロ方面と違って、消費者から訴えられる可能性も低くはないので、さすがに正面から堂々とした詐欺行為はしないでしょうねw
>また待てというパターン
そして「新しいのが値下がりするのを待てというパターン」→「さらに新しいのが発売されるパターン」を永遠に繰り返し、結局何も買わないわけですね、よく分かっていますねw(殴蹴